Part A: オーサリングツール自体の
アクセシビリティ
オーサリングツールのUI自体が、障害のあるコンテンツ制作者にとってアクセシブルであることを求めるパートです。 ツールのUIがアクセシブルでなければ、障害のある人はコンテンツを作成・編集できません。
ツールのUIがアクセシビリティガイドラインに適合
Web-based functionality is accessible
ウェブベースのオーサリングツールは、WCAGの適合レベルに準拠しなければなりません。
オーサリングツール自体のUIがウェブベースの場合、WCAG 2.0のレベルAおよびAAに適合する必要があります。
デスクトップアプリ等の場合は、プラットフォームのアクセシビリティガイドラインに従います。
編集ビューが知覚可能
Editing-views are perceivable
コンテンツの編集画面は、制作者が知覚できる方法で情報を提示しなければなりません。
画像のalt属性やキャプションなど、代替コンテンツを編集ビュー上で確認・編集できるようにします。
太字、見出しレベルなどの書式情報が、支援技術に正しく伝えられる必要があります。
編集ビューが操作可能
Editing-views are operable
編集画面のすべての機能がキーボードで操作可能であり、十分な時間が提供されなければなりません。
ツールバーのボタン、メニュー、ドラッグ&ドロップなど、すべての編集機能にキーボード代替手段が必要です。
自動保存のタイムアウトや操作制限時間を調整・延長できるようにします。
編集ビューで1秒に3回以上の閃光を発するコンテンツを表示しません。
編集中のコンテンツ内を効率的にナビゲートする手段を提供します。
編集中のコンテンツ内でテキスト検索が可能であること。
表示設定(フォントサイズ、カラーテーマなど)をカスタマイズでき、設定が保持されること。
プレビュー機能が、編集中のコンテンツの代替表現へのアクセスを提供すること。
編集ビューが理解可能
Editing-views are understandable
編集画面のUIは一貫性があり、エラーを回避・修正する手段が提供されなければなりません。
元に戻す(Undo)機能、確認ダイアログ、入力バリデーションなど、エラー防止と回復手段を提供します。
ツールの操作方法やショートカットキーが文書化され、ユーザーが参照できること。
インタラクティブデモ
アクセシブルでないCMSエディタと、適合したCMSエディタの違いを体験してみましょう。
CMSエディタ比較デモ
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問題点:
- ツールバーボタンに
aria-labelがない - キーボードでフォーカスできない(
divを使用) - フォーカスインジケーターがない
- ボタンの役割(role)が定義されていない
Tabキーでツールバーのボタンにフォーカスを移動してみてください。 適合版ではキーボードだけで操作でき、スクリーンリーダーがボタンの機能を読み上げます。
Part A 適合チェックリスト
オーサリングツールがPart Aの要件を満たしているか確認するためのチェックリストです。
Part Aのポイント
Part Aは基本的にWCAG 2.xの要件をオーサリングツールのUIに適用するものです。 ただし、編集ビュー固有の要件(書式情報の支援技術への公開、コンテンツ構造のナビゲーション等)が 追加されている点がWCAGとの違いです。