font-language-override
font-language-override は CSS のプロパティで、書体で言語に固有の字形の使用を制御します。
既定では、 HTML の lang 属性がブラウザーにその言語に特化してデザインされた字形を表示することを指示します。例えば、多くのフォントが合字 fi に特別な文字を持っており、 "i" の点を "f" に統合しています。しかし、言語がトルコ語に設定された場合、その書体では統合した字形を使用しません。トルコ語では "i" に、点が付いたもの (i) と点が付かないもの (ı) の二つの種類があり、この合字を使用すると点が付いた "i" を点がない "ı" に誤った変換をしてしまいます。
font-language-override プロパティで、その書体における特定の言語の動作を上書きすることができます。これは例えば、使用している書体でその言語に対して正しい対応が行われていないときに便利です。例えば、ある書体がアゼルバイジャン語の正しい規則を持っていない場合、同様の規則に従うトルコ語の字形を強制的に使用することができます。
対応ブラウザ
| 機能 | デスクトップ | モバイル | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Chrome | Edge | Firefox | Safari | Chrome Android | Safari iOS | |
| 143 | 143 | 34 | | 143 | | |
注釈 1件
対応条件
- ベンダープレフィックス付きで対応: -moz- (4)
基本構文
CSS
.serbian {
font-language-override: "SRB";
}
.turkish {
font-language-override: "TRK";
} ライブデモ
実務での使いどころ
-
言語固有の字形表示制御
多言語サイトで、特定の言語向けに正しいグリフバリエーションを強制表示して、タイポグラフィの正確性を確保します。
注意点
- OpenTypeの言語タグ(3文字)を正確に指定する必要があり、間違ったタグを指定すると意図しないグリフが表示されます。
アクセシビリティ
- グリフの視覚的な変化はスクリーンリーダーには影響しませんが、正しい言語のlang属性が設定されていることを確認してください。